ひとくちに発泡スチロールといっても、製法や種類で様々な特徴を持っています。
ここでは、株式会社坂本設計技術開発研究所でモデル作成に使用している発泡スチロールについて紹介します。

使用している発泡スチロールについて

発泡スチロールは主に3つの製法に分類されます

発泡スチロールを製法により分類すると、主に3つに分類することができます。

製法名 主な用途
PSP
(Poly-Styrene Paper)
ポリスチレンペーパー 食品トレー
XPS
(eXtruded Poly-Styrene)
押出しポリスチレン 建築資材(床材,壁材,補強材)
EPS
(Expanded Poly-Styrene)
ビーズ法ポリスチレンフォーム 容器や緩衝材

株式会社坂本設計技術開発研究所では、EPSで作られた発泡スチロールをモデル製作に使用しています。

発泡スチロールは柔らかい?

発泡スチロールは一般的に緩衝材で用いられているため、「柔らかい」というイメージがあると思います。発泡スチロールはその名のとおり、発泡させてスチロールの中に空気が入って膨らんだ状態。つまり、膨らませ方によって、柔らかい発泡スチロールから硬い発泡スチロールまで、様々な硬さの発泡スチロールを作ることができます。

発泡倍率とは?

家電の緩衝材に使われている発泡スチロールをよく見ると、「小さな粒」がギュッと集まっています。これがESPで作られた発泡スチロールの特徴です。そして、この粒を「ビーズ」と呼んでいます。

元の原料ビーズの直径は0.3~3mm。これに熱を加え発泡させて、発泡スチロールとします。

このように、原料ビーズから発泡スチロールへと発泡させたときの倍率(容積比)を「発泡倍率」と呼びます。

大きく膨らませる(発泡倍率が高い)ほど、柔らかい発泡スチロールとなります。

<参考>一般的な緩衝材に用いられている発泡スチロールの発泡倍率は50~60倍です。

【発泡倍率比較】

☚上は梱包用

☚下が15倍

【強度比較】

右の写真は、発泡スチロールの板に100gの錘をぶら下げたときの様子。同じ大きさや厚さでも、発泡倍率によって硬さが変わることがお分かりいただけると思います。

《比較条件》
・発泡倍率が異なる発泡スチロール2種類

15倍(特殊高密度発泡スチロール)と60倍(一般梱包用発泡スチロール)を用意し、厚さ5mm,幅30mm,突出し量を100mmとして、先端より10mmに100gの錘をぶら下げて比較。

 

発泡スチロールの選び方

株式会社坂本設計技術開発研究所では、発泡倍率15倍と50倍を使い分けております。

大まかに分類すると…

  • 15倍:特に精密な形状を必要とする場合 筐体など強度を必要とする場合
  • 50倍:一般的な造形加工用
発泡倍率:15倍の使用例
自律走行ロボットの筐体
発泡倍率:50倍の使用例
ソーラーカーのモックアップ

※用途によって適正な倍率がありますので、お問い合わせの際に相談していただくことをお勧めしております。

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